気候変動・エネルギー転換・資源管理など、環境問題への対応が世界的に急務となる中、環境経済学(Environmental Economics) の専門家への需要はますます高まっています。
環境経済学は、再生可能・再生不可能な資源の利用と地球の生態系への影響を経済学の視点から分析し、持続可能な政策立案に貢献する学問分野です。この記事では、環境先進国として知られるイギリスで環境経済学の修士課程(MSc) が学べるおすすめ大学5校をご紹介します。
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この記事でわかること
イギリスで環境経済学を学ぶメリットとキャリアパス
環境経済学の修士課程が学べるおすすめ大学5校の特徴とコース内容
各大学の入学条件と英語力要件
イギリスで環境経済学を学ぶメリット
イギリスは環境政策・気候変動対策の分野で世界をリードする国のひとつです。2008年の気候変動法(Climate Change Act)を世界に先駆けて制定し、2050年までのネットゼロ達成を法律で義務づけています。
イギリスの大学で環境経済学を学ぶことで、政府機関・国際機関・コンサルティング会社・NGO・金融機関・エネルギー企業など、多彩な分野でのキャリアパスが広がります。環境経済学とビジネス・政策の知識を組み合わせた専門家への需要は、今後さらに高まることが期待されます。
順位
大学名
コース名
1
ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)
Economics and Policy of Energy and the Environment MSc
2
ダラム大学
MSc Environmental and Natural Resource Economics
3
ロンドン経済大学(LSE)
MSc Environmental Economics and Climate Change
4
ノーザンブリア大学
MSc Economics and Sustainability
5
ヨーク大学
MSc Environmental Economics and Environmental Management
おすすめ大学5校の詳細
1. ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(University College London / UCL)
ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL) は、QS世界大学ランキング2026で世界第9位にランクインするイギリスを代表する名門大学です。QSサステナビリティランキング2025ではイギリス第1位を獲得しており、環境・サステナビリティ分野での教育・研究に特に強みを持っています。
Economics and Policy of Energy and the Environment MSc は、エネルギー転換・気候変動という喫緊の課題に取り組む高度な専門家を育成するための1年間の修士課程です。環境・気候・エネルギー・経済の複雑な課題を分析するための経済学・政策・モデリングスキルを習得します。
修了生の96%が卒業後15ヶ月以内に就職または進学しており、国際エネルギー機関(IEA)・国連・マッキンゼー・欧州委員会・OECDなどの国際的な機関での活躍が報告されています。
2. ダラム大学(Durham University)
ダラム大学(Durham University) はQS世界大学ランキング2026で世界第94位にランクインするラッセルグループ加盟の名門大学です。教育・研究の質の高さと充実した学生サポートで国際的に知られており、イギリス国内大学ランキングでも常にトップ10前後に位置しています。
MSc Environmental and Natural Resource Economics は、気候変動から資源管理まで、環境問題の経済的側面を深く探求できるプログラムです。天然資源の持続可能な利用のための戦略を分析・設計するスキルを養成し、政策・コンサルティング・研究分野でのキャリアへの準備を整えます。
コアモジュールには、上級マクロ・ミクロ経済学・計量経済学・環境気候経済学・天然資源経済学が含まれ、12,000語の論文で締めくくられます。また海外パートナー大学での論文執筆(Dissertation Abroad)の機会もあります。
Expert View
“気候変動やエネルギー転換の最前線であるイギリスで環境経済学を学ぶ意義は、単なる学問の修得に留まりません。特にUCLやLSEなどの名門校が提供するプログラムは、高度な計量経済分析やモデリング手法を網羅。データ駆動型の政策立案やESG投資戦略の設計に対応できる、即戦力の専門スキルを構築する最適な環境といえます。 ” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn .
3. ロンドン経済大学(London School of Economics and Political Science / LSE)
ロンドン経済大学(LSE) は、社会科学に特化した世界最高水準の研究・教育機関です。QS世界大学ランキング2026(地理学分野別)では世界第2位 にランクインしており、環境政策・気候変動の分野における卓越した研究実績で国際的に高く評価されています。
MSc Environmental Economics and Climate Change は、気候変動に関連する経済学・科学・政策についての深い理解を培うとともに、環境・資源経済学の幅広い基礎を提供することを目的とした1年間のプログラムです。経済的基盤と最先端の計量的手法を含む実践的な分析ツールについて学びます。
また、ESRC(経済社会研究会議)が資金提供するPhD課程へのパスウェイプログラムとしても利用でき、研究職・学術界を目指す方にも最適です。
4. ノーザンブリア大学(Northumbria University)
ノーザンブリア大学(Northumbria University) はイングランド北東部ニューカッスルを拠点とする大学で、タイムズ&サンデータイムズ紙によるイギリスのモダン大学オブ・ザ・イヤー2025を受賞しています。QS2026ではニューカッスルがイギリス第5位の学生都市として評価されており、活気ある都市環境での学生生活が魅力です。
MSc Economics and Sustainability は、経済学の背景を持つ方にも持たない方にも対応した、間口の広いプログラムです。気候変動とサステナビリティのための経済学・政策の最先端トレーニングを提供するとともに、環境・資源経済学の基盤を学べます。国連責任経営教育原則(PRME)のメンバーであるニューカッスル・ビジネス・スクールが提供しています。
5. ヨーク大学(University of York)
ヨーク大学(University of York) はラッセルグループ加盟の名門大学で、QS世界大学ランキング2026では世界第169位にランクインしています。QSサステナビリティランキング2026ではイギリス第15位・世界第39位にランクインしており、ガバナンス部門では世界同率第1位を獲得するなど、サステナビリティ教育・研究への強いコミットメントを示しています。
MSc Environmental Economics and Environmental Management は、環境管理者・政策立案者・コンサルタント・科学者として必要なスキルを総合的に養成するプログラムです。経済学寄りの方向性か自然科学寄りの方向性かを選択でき、学際的な視点から気候・生態系の問題に取り組む力を育てます。公共・民間部門での幅広いキャリアへの準備はもちろん、博士課程進学のための基礎としても最適です。
StudyInがイギリスの大学院留学をサポートします
UCL・ダラム大学・LSE・ノーザンブリア大学・ヨーク大学への環境経済学修士課程への出願を検討している方は、ぜひStudyInにご相談ください。志望校の選定からパーソナルステートメントの作成・UCAS出願・ビザ申請まで、経験豊富なコンサルタントが一貫してサポートします。
奨学金に関する情報提供やビザ手続きのサポートも行っており、東京(恵比寿)・大阪の両オフィスおよびオンラインでご相談いただけます。
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よくある質問(FAQ)
環境経済学とはどんな学問ですか?
環境経済学は、再生可能・再生不可能な天然資源の利用・管理と、地球の生態系への経済的影響を研究する学問です。汚染・気候変動・資源管理などの環境問題に対して、経済学の理論と手法を使って分析し、持続可能な政策を立案することを目的としています。
環境経済学を学ぶとどんなキャリアに就けますか?
政府・国際機関(国連・IEA・OECDなど)・環境コンサルティング会社・金融機関・エネルギー企業・NGO・シンクタンクなど、幅広い分野で活躍できます。気候変動対策やESG投資の普及に伴い、専門家への需要はさらに高まっています。
イギリスの環境経済学修士課程に入学するにはどんな条件が必要ですか?
大学・コースによって異なりますが、一般的に経済学・数学・理系・社会科学系の学士号(2:1以上)が求められます。LSEやUCLなど競争率の高いコースでは、特に数学・計量経済学の素養が重視される場合があります。英語力はIELTS 6.5〜7.0以上が目安です。
経済学の学位がなくても環境経済学の修士課程に出願できますか?
大学によって異なります。ノーザンブリア大学のMSc Economics and Sustainabilityは、経済学の学位がなくても任意の分野の学士号で出願可能な間口の広いプログラムです。一方、LSEやUCLは経済学・数学の強い背景が求められます。出願前に各大学の入学要件をご確認ください。